コンクリートアーチの美「旧黄柳橋」
黄柳橋(つげばし)は愛知県新城市にある橋。
これは現在使われている3代目の黄柳橋の上から隣に残された旧黄柳橋を見たところ。
1918年(大正7年)に掛けられた2代目で、完成当時この形式の橋としてはわが国最大だったという。
下を流れる険しい川は豊川水系の一級河川「黄柳川」だ。
長さは51mあり、橋を支えるアーチと道路面との間に空間があるオープンアーチ形式のコンクリート橋というもの。
どうだ、この美しさ。
とても大正時代に造られたとは思えない建築美ではないか。
古くはこの橋、新しくはこの橋を彷彿とさせるね。
当時のアーチスパンの長さとしては、全国一の規模を誇ったそうだ。
1998年(平成10年)に愛知県内の土木構造物として県下で初めて国の文化財として登録されている。
素人目にはまだまだ丈夫そうに思えるけれど、実はだいぶ痛んでいるらしい。
それで新しいものに掛け替えられたんだね。
ちなみに初代の黄柳橋は1891年(明治24年)に掛けられたもので、木橋だったんだという。
今はその親柱だけが袂に残されている。
こちらが現在の3代目「黄柳橋」
見た目にも安心感のある信頼性十分、頑丈な造りになっているね。
全体の写真は撮るのを忘れた。
こちらは1998年(平成10年)、県道拡幅に合わせて築造され2代目の後を継いだという。
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