ブドウを運んだ祝橋
フルーツの町・勝沼にも眼鏡(めがね)橋があるというので訪ねてみた。
1931年(昭和6年)完成。
山梨県道34号にあり、すぐ脇に新しい橋が架けられているので現在は歩道専用として使われている。
散り重なった落ち葉が、もうしばらくクルマが来ていないことを物語っているね。
橋自体を観察してみたいが、こちら側からは降りられないのでぐるっと新橋から反対に回ってみる。
橋の袂から川まで降りる急坂があった。
その途中から橋を眺めたのがこれ。
大正期に勝沼駅(現:勝沼ぶどう郷駅)が設置されたため、そこまでトラックで名産の葡萄(ぶどう)を出荷するため道路(白井甲州線)が計画された。
この橋はその道路途中の笛吹川の支流・日川を跨ぐために架けられたものという。
地元では「眼鏡橋」と言われているそうだけれど、でもこれは眼鏡じゃないよねえ。
コンクリート製アーチ橋で延長約60m。
真下にある堰堤が景観を削いでいるような。
橋は特に痛みなど見当たらず、まだ十分に使えそうだけれどね。
1997年(平成9年)、国の登録有形文化財(土木建造物)に指定されている。
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