肩書きの多い施設
大瀬崎の辺りは伊豆・西北端。
駿河湾に面しているが、ここは海が北向きという伊豆半島では珍しいシチュエーションになる。
そのすぐ手前、県道17号線沿いに、何やら賑やかな一角があった。
まるで廃墟のようだが、まだちゃんとフェンスもあるしポストもあるようだ。
入口脇にはペットボトルがいくつもぶら下げられている。
ロープで吊り下げられた錆びたペール缶の蓋は、ブザー代わりのドラ?
一番きれいなペットボトルには、「亜細亜国際学院・日本文化研修センター」と書いた紙が入っていた。
たいそうな肩書きの割には質素な手書きの、これは表札なのか。
こんな所で「国際学院」だの、「研修」と言われてもねえ。
こちらは手作り感満載の郵便ポスト。
間違いなく自転車の前カゴを流用したものだな。
ここには「アジアインターナショナル」と書かれた木札。
さらにその隣には、斜めに刺さった鉄棒に「朝日のあたる共和国」との札が下がっている。
今度はとうとう独立国になっちゃったのか。
いったい、いくつの名前があるんだ。
と思ったら、ちゃんと名前をまとめた札もあった。ありがとう。
4つもあるのね。素晴らしい。
もっと奥には石にペイントされた「中日友好」の文字。
上にあった「二つの祖国」とは、日本と中国のことだったのか。
結局この「亜細亜国際野外センター」という施設の正体は良くわからなかったけれど、友好は大切にしようね。
じゃ、ゆ-こう。
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