三日月洞の真実(南伊豆)
エビ穴からさらに海岸線を進んで来た。
ここは半島(?)のほぼ南端、盥(たらい)岬への登り口になる
遊歩道が整備されているが、例によって英語だけでなく中国語や韓国語で注意書きがされている。
最近の伊豆はすっかりこれだものな。
椿が植えられた岬を越えて再び海岸まで下ると、入江の先に隣の陸地が見える。
一番右手は小さな島になっていて、遠国島(おんごくじま)という。
あの源頼朝が身を清めたという伝説が残る島で、狭い頂き部分からは奈良時代の土器が多数発見されたという。
その左手になにやら大きな洞窟のようなものが見える。
これが目的の「三日月洞」(みかづきどう)だ。
違ったアングルで眺めてみた。
実はここにはお隣の手石港と同じく、旧日本海軍の水上特攻兵器「震洋」の基地があったのではないか、という噂があるのだ。
この角度だとそんな気がしないでもない。
この日の潮では近づけないので、思い切り望遠でどアップしたのがこれ。
格納壕であればもっと一定の高さが必要だが、ここは奥行きがなくすぐに行き止まり。
洞内の形もいびつだ。
実のところ、伊豆ジオパークでは「自然の海食によってできた波食洞」というのが定説になっているそうだ。
なんだ、つまらん。
格納でなければ何て書くのー。
・鹿島の桜花格納壕はこちら。
・三芳村の桜花カタパルト跡はこちら。
・三浦半島・諸磯崎洞窟陣地はこちら。
・手石の震洋格納壕はこちら。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
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