どうしてこんな世の中に
バングラデシュのテロ事件で死亡した日本人の遺体が政府専用機で羽田空港に無言の帰国をしたね。
『発展途上国の役に立ちたい』との崇高な使命に駆られて活動しながら、道半ばで命を亡くした無念は計り知れない。
中には婚約中の若者もいたそうだ。
彼らの足元にも及ばない怠惰な日々を送っている愚人としては恥ずかしい限り。
しかし彼らだけでなく、遺族の方々もさすがに偉いね。
取り乱したり、政府関係者に食って掛かるようなこともない。
冷静に現実を受け入れているのは立派としか言えない。
日本人てすごいな。
そしてただ一人、命が助かった渡辺さんの帰りを待つ家族は、「ウチだけが生き残って申し訳ない」だって。
もし自分がそんな立場に置かれたとき、そんなこと言えるかな……。
凶行に走ったのはしかし裕福で高等教育も受けた若者だって。
彼らは彼らなりに信じて行動を起こしたということ。
世界はどうしてこんなにズレてしまったんだ。
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コメント
おはようございます
襲撃犯が知っていたかどうかは不明ですが、その国の発展のために役立とうとしていた人たちを無差別に射殺したり刃物で殺戮したことで、彼らには国を思う気持が無いことは明らかですね。日本で言えば、震災の救援活動をしに来てくれている外国人ボランティアの人たちを問答無用で殺すようなものですもん。
コーランを暗誦できるかどうか確認して、出来なければ殺す、というのも今までのテロには無かった特徴ですね。それによって「やっぱりイスラム教は怖い」と世界から誤解を受けかねません。にも関わらず、そういうふうにして殺す、というのは、真のイスラム教信者なら出来ないハズ、と思います。数は少ないですが、私が接してきたイスラム教信者の方はどなたもとても穏やかでした。本来、彼らは争い事は好みませんから。
本音で言いますと、私はキリスト教のほうがもっと怖い、と思っています。この事件は、実は、宗教とは関係ないように思います。
生き残られた渡辺さんのご家族の言葉、沁みますね。安堵しているハズですが、亡くなられた方のご遺族の気持ちを考えたらそうとしか言えなかったでしょうね。
でも、そう仰ったことで、ご遺族の方は「助かって良かったですね」と逆に思ってくださることでしょう。それが人間の心情ですもんね。
いずれにしても、やりきれない事件でした。今後も地球上に貧富の格差が広がる限り、この手のテロは無くならないと思います。突き詰めたなら、諸悪の根源は・・・、アメリカにあるような気がしてなりません。
投稿: poohpapa | 2016.07.06 05:10
poohpapa さん
おはようございます。
イスラム教にせよ、キリスト教にせよ、本来の教義から外れて宗教的排他主義に陥った時に人類を間違った方向にしてきたような。
いつまで同じ過ちを繰り返すんでしょうね、人間て。
>諸悪の根源は・・・、アメリカにあるような気がしてなりません
アメリカが戦争して良い結果になったのは、日本だけ?
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2016.07.06 07:07