【廃道】橋の下に隠れた旧県道(早川町)
リニア新幹線穴掘り探索の折り、早川町の県道下に残された廃道を探索した。
県道37号(南アルプス公園線)に懸かる古びた橋。
古びた銘板には『保2号桟道』とある。
昭和60年(1985年)の完成だそうだ。
実はその前に使われていた廃道がこの下に隠れていて、それを見に来たのだ。
橋の下を覗くとそこは雑草が生い茂っていて定かではない。
ここにほんとうに昔の県道なんかあるんだろうか。
目を凝らせば、見えるではないか白くて長いものが。
間違いない、ガードレールだ。
でもその先は大きな岩にぶつかっている。
ということは……
トンネルがある筈だ。
それを確かめるべく、橋の下に降りた。
実は、前にも来たことがあるのだが、その時はロープの準備がなく降りることができなかった。
今回はバッチリ準備万端だ。
そして廃道跡に降り立った。
って……
どこが道路なんだよ。(((‥ )( ‥)))
でもヤブを掻き分け、先に進んだら上から見えたガードレールが現れた。
こちら側から見れば、まだこんなに健在じゃないか。
それにしてもこの岩肌は迫力があるな。
しかし幾層にもなっていて崩れやすそうだ。
ちょっぴり気味が悪いけれど、すぐ近くには昔金鉱山があったというからこの層の隙間にも金鉱脈が隠れているのかも。
金隠しか。
しかも、岩の下には坑口?とむおぼしき穴。
残念ながら、穴はすぐに行き止まり。
ちなみにこれは道路に対して横方向なので、県道のトンネル跡ではあり得ない。
そしてやっと(!?)たどり着いた、これが旧県道のトンネル。
橋の上からでは角度的に確認しにくい位置関係になっている。
残念ながらコンクリートで完全封鎖。
せめて金網か柵にしてくれれば良かったのに。
僕のような輩の侵入を阻む目的もあるんだろうけど、もしこの穴を放置して崩壊してしまうと現道にも影響しかねないのでコンクリートで塞いだんだろうね。
「穴」がち、そういうことかも。
わずか15分ほどの探検、これにて完了。
ロープで降りるのは簡単だが、登り返すのは難儀する。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
・大崩海岸・石部トンネル跡はこちら。
・熱海の超ヘアピントンネルはこちら。
・大井川鐵道の極小トンネルはこちら。
・伊豆・柏峠の廃トンネルはこちら。
・ねずみの歩道橋はこちら。
・市原の大臣橋はこちら。
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