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中村哲さん、無念のそして無言の帰国へ

Afghanistan_flag人道支援を続けて来た第二の母国・アフガニスタンで非業の死を遂げた医師・中村哲さんが今日カブールから羽田に無言の帰国をするそうだ。

政府の職員でもないこうした民間人が命を懸けて他国で貢献しているのには頭が下がるばかりだ。
また同時に誇らしくも思う。

現地に駆け付けた奥さんと娘さんの態度も立派の一語に尽きる。
よく外国にあるような他人の前で取り乱して泣き叫ぶこともなく、涙をこらえてお互いを思い遣りながら現地の人々に感謝の言葉。
中村哲さんの活動を支えただけあって、ご家族の見識にも頭が下がる。
彼女らにほんとうの大和なでしこの姿を見た気がする。
お疲れさまでした。
そして、ありがとう。

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コメント

おはようございます

中国のように他国を侵略するなら国連などが介入すべきですが、ある意味、内戦に関しては(どれだけの人が亡くなろうと)その国に任せておいたほうがいいように思います。国がとことん荒廃しないと国民が気付かない真実もあるかと思うのです。命の危険を顧みずする行為はボランティアを逸脱していますし。

荒廃から立ち上がる時になって初めて他国やボランティアが支援するのがベストかな、と・・・。もっとも、国連は全く機能していませんから当てにできませんけど。

なので、冷たいようですが、中村医師のことを立派とは思えず、なんでのこのこ出掛けるかねえ・・・、くらいにしか思わないのですよ。

国連がしないからこそ、でなく、国連がしないことは民間人がしないほうが良い、と思ってしまいます。薄情ですかねえ・・・。

投稿: poohpapa | 2019.12.08 07:51

poohpapa さん
おはようございます。

中村さんは医師でしたから、医療行為での限界を感じてしまったのでしょう。
民間ボランティアの域を越えてしまったのかも知れませんが、危険も顧みず人間として立派だったと思いますよ。
それと同時に奥さんと娘さんの態度にも感動を覚えるのです。
日本人だから、あそこで涙をこらえて感謝の言葉が言えるのでしょう。
どこかの国だったら、間違いなく泣き叫んでタイヘンな騒動になりますもの。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2019.12.08 08:26

連投ですみません。

管理人さんから窘められるかと怖々再訪いたしました。

現地の人たちが、この現実とご家族の姿を見て、「我々は大切な人を失ってしまった」と思ってくれたなら無駄死ににはならないのですが・・・、最期は「日本人はまだ生きているぞ」と叫んで、起き上がろうとしたところに銃弾を浴びせたようで、なんともやりきれません。

ご遺族は日本人の稔侍、魂を見せてくれました。そこは感動します。

投稿: poohpapa | 2019.12.08 09:03

poohpapa さん
コメントありがとうございます。

もちろん非道な襲撃者は非難されて然るべきですが、大多数のアフガニスタンの人々は好意的だったと。
まさに悲運な出来事で、残念でした。
こうして大きな話題となって、少しでも問題への理解が深まれば中村さんも本望なのでは。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2019.12.08 09:18

本当にいたたまれない気持ちです。
今回のことで世界(世間)が良い方向に
動いてくれることを素人ながら祈りたいです。

投稿: いはち | 2019.12.09 11:43

いはちさん、ありがとうございます。

事件は残念なことでしたが、これを機に世間の目がアフガニスタンの現実に向かってくれるといいですね。
日本は平和すぎて、なかなかニュースが伝わらない。
サクラをを見ているだけではね。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2019.12.09 12:42

アフガニスタンという国は、好戦的な人間が多く、随分前から日本の戦国時代の、群雄割拠の状態と思いますが、幾らか良くなっているのでしょうか。

大統領自らが、棺を担がれているのには感動致しました。私は中村さんに国民栄誉賞を贈って貰いたいですが、色々難しい事情がありそうです。

投稿: せいざん | 2019.12.09 13:55

せいざんさん、ありがとうございます。

日本ではとかく国旗がないがしろにされることが多いですが、どの国でも棺が国旗で包まれるというのは最高の栄誉。
それだけ中村哲さんがかの国で尊敬されていたことがわかりますね。
日本人として誇らしいです。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2019.12.09 15:15

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