濃溝の滝(亀岩の洞窟)見てきた

いま、「まるでジブリの世界みたい」とネットで人気のトンネル滝『濃溝の滝』を見てきた。
なんでも、インスタグラムの写真から人気に火がついたんだそうだ。
(農溝の滝とする説も)

Noumizo_01
千葉県の鴨川道路沿いにある『清水渓流広場』という公園の中にある。
観光バスの入れる駐車場もある。

というくらいなので、見た目は秘境っぽいけどアクセスは超簡単。
トンネルの上は県道が通っている。
実際、団体さんは来るし、ヒールを履いた女性だっているくらいだ。


Noumizo_02
房総特有の『川回し』というもので、つまりは人工の水路ということになる。
興醒め?

ただ、立地の関係から朝日が差すとみごとなハートが出来るんだってさ。
三脚を立てて数時間も待ったけれど、結局これが精一杯。

 (君津市のHPより)
Noumizo_03ほんとなら、もっと左手に陽差しが伸びて、ちょうど横倒しのハートになる筈だったんだけど……。
季節が悪かったということにしとこ。

同じ『トンネル滝』なら、僕はこっちのほうがいーや。
こっちは到達困難でカップルなんかいないもん。

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『日本一』が無くなってた

南房総市富浦の法華崎という岬にある『日本一短いトンネル』を再訪した。

イヤ 再訪したつもりだった。
でも、無かったのだ…… トンネルが。

聞けば、去年の春に全体が崩落してしまったんだって。

 上が5年前、下が今回
Tomiura_01b

Tomiura_01
二つの岩礁の左手前にそのトンネルはあった。
角度は違うけれど、なくなっているのがわかるね。

Tomiura_02b

Tomiura_02
鉄骨の支えもむなしく……
まるで何もなかったように普通の切り通しの遊歩道になっていた。

ザンネン!

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【廃道】橋の下に隠れた旧県道(早川町)

リニア新幹線穴掘り探索の折り、早川町の県道下に残された廃道を探索した。

県道37号(南アルプス公園線)に懸かる古びた橋。


古びた銘板には『保2号桟道』とある。
昭和60年(1985年)の完成だそうだ。
実はその前に使われていた廃道がこの下に隠れていて、それを見に来たのだ。



橋の下を覗くとそこは雑草が生い茂っていて定かではない。
ここにほんとうに昔の県道なんかあるんだろうか。



目を凝らせば、見えるではないか白くて長いものが。
間違いない、ガードレールだ。
でもその先は大きな岩にぶつかっている。
ということは……
トンネルがある筈だ。



それを確かめるべく、橋の下に降りた。
実は、前にも来たことがあるのだが、その時はロープの準備がなく降りることができなかった。
今回はバッチリ準備万端だ。



そして廃道跡に降り立った。
って……
どこが道路なんだよ。(((‥ )( ‥)))


でもヤブを掻き分け、先に進んだら上から見えたガードレールが現れた。
こちら側から見れば、まだこんなに健在じゃないか。



それにしてもこの岩肌は迫力があるな。
しかし幾層にもなっていて崩れやすそうだ。
ちょっぴり気味が悪いけれど、すぐ近くには昔金鉱山があったというからこの層の隙間にも金鉱脈が隠れているのかも。
金隠しか。



しかも、岩の下には坑口?とむおぼしき穴。
残念ながら、穴はすぐに行き止まり。
ちなみにこれは道路に対して横方向なので、県道のトンネル跡ではあり得ない。



そしてやっと(!?)たどり着いた、これが旧県道のトンネル。
橋の上からでは角度的に確認しにくい位置関係になっている。
残念ながらコンクリートで完全封鎖。
せめて金網か柵にしてくれれば良かったのに。

僕のような輩の侵入を阻む目的もあるんだろうけど、もしこの穴を放置して崩壊してしまうと現道にも影響しかねないのでコンクリートで塞いだんだろうね。
「穴」がち、そういうことかも。
わずか15分ほどの探検、これにて完了。
ロープで降りるのは簡単だが、登り返すのは難儀する。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・大崩海岸・石部トンネル跡はこちら
・熱海の超ヘアピントンネルはこちら
・大井川鐵道の極小トンネルはこちら
・伊豆・柏峠の廃トンネルはこちら
・ねずみの歩道橋はこちら
・市原の大臣橋はこちら

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【廃】一色隧道の今(南伊豆)

伊豆マーガレットラインをさらに進む。
すると現れる『一色隧道』は下田から西伊豆とを結ぶ国道136号の重要なポイント。
1937年(昭和12年)竣功、差田と一色との間にある小山をトンネルで抜けていたものだ。

Isshiki_tunnel_01
それがこの矢印のところに残っている。
国道はその後改良が加えられていま見える位置まで移動。
同時に広く開削が行われたため、もうトンネルも必要ではなくなった。


Isshiki_tunnel_02
冬でも深いヤブに入ってみると、『一色隧道』の大きな扁額がまだ凛々しく現存している。
扁額下部には小さな文字で、「昭和十二年三月竣功」と彫られている。
え 肝心のトンネルがないって。
だって、トンネルはこの下の埋められてしまったもの。
そもそも扁額はトンネル坑門の上部に掲げられるもので、手なんて届かない筈のものだからね。


Isshiki_tunnel_03
そこで今度は反対の坑口を探ってみる。
写真は国道の大きなカーブを越え、後を振り返って撮影したもの。
ここからは見えないが、こちらも矢印の下にトンネルが隠れているのだ。


Isshiki_tunnel_04
同様にヤブの中に分け入ってみると、今度はちゃんとトンネルが現れた。
国道はだいぶ下ったので、こちらは埋められなかったんだね。
3.7mという高さ制限の標識まで、まだ残っている。
もうその役目を終えたのに、標識はそのままにして行くんだね。


Isshiki_tunnel_05
1995年(平成7年)まで現役だったので、まだ内部はきれいなまま。
隙間だらけの簡単なバリケードによる封鎖なので侵入するのは簡単だけれど、どうせこの先でコンクリートにより完全封鎖されているのがわかっているので入らない。
しつこく漆黒続くというしね。

・埋もれた山伏隧道はこちら
・市原の天井抜けトンネルはこちら
・世にも不思議なWトンネルはこちら
・熱海の超ヘアピントンネルはこちら
・伊豆・柏峠の廃トンネルはこちら

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下田のトンネルアート

伊豆・下田の町から西伊豆へ向かうと現れるのがこのトンネル。

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右が現行の国道136号線の「下田第一トンネル」。
左はかつて使われていたもので、現在は歩行者専用になっている。
なんか、やけにカラフルだね。


Shimoda_tunnel_02
それもそのはず、トンネルは内部まで海の生きもので埋め尽くされているのだから。
地元・下田小中学校の生徒による、卒業生記念のアートペイントなんだそうだ。
こんなに明るくて楽しければ、一人でも怖くはないね。
子どもたちが頑張ったアートがこれです。
でも、寄せ書きはよせっ、ガキ。

・天津小湊のトンネル水族館こちら
・真鶴のブロックアートこちら

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「ゆすくど」どす

秩父市のさくら湖は浦山ダムによりできた人造湖。
そのさくら湖沿いを走る県道73号線にこんなトンネルがある。

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坑門に描かれたレリーフには、秩父市の無形民俗文化財である獅子舞の獅子の正面と横顔が彩られている。
写真にあるように、寄国土トンネルという。
平成5年、浦山ダムの県道付替に伴い水資源開発公団が建設した。


Yusukudo_02
さらに印象的なのがこの反対の側だ。
なんとも迫力ある獅子舞の顔。
まるで獅子の口に呑み込まれてしまいそう。
内部に照明があるとはいえ、夜一人で入るのにはちょっと不気味。


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ところで寄国土(ゆすくど)とはかつてここにあった8軒ほどの集落の名前。
さくら湖の出現に伴い、水没した。
そのユニークな名前の謂われは残念ながらよくわかっていない。

なおバス停の背後に見えるアーチ橋は「裏山大久保橋」といい、「仮面ライダーオーズ」の撮影で悪漢グリードたちがメダル輸送車を待ち伏せするシーンが撮影されたそうだ。

ちなみにここを走る「ぬくもり号」はこんなに可愛いピンクのバス。
きっとさくらのイメージなんだろうね。
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・白鳥のトンネルはこちら

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【廃道】柏峠トンネル(伊豆)

明治時代、東伊豆と中伊豆とを繋ぐ貴重な道路が柏峠だった。
残念ながらすでに廃道になっている。

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いまある冷川峠からさらに北に林道を入っていくのだが、その手前でもう通行止め。
でも、それが「環境衛生課」って?
(マウスを置くと画像が切り替わります)
もしかして、伊豆市は人知れず山中にゴミ焼却場か火葬場でも計画しているのか?


Kashiwa_02
林道からの分かれ道にはこんな素朴な標柱。
ありがとう。
これを見落とすと伊豆の山を彷徨…… えらいことになる。
明治時代、中伊豆の下田街道と、江戸への海路の玄関口だった伊東との間には冷川(ひえかわ)の山地が隔てていて交通の障害となっていた。
この冷川の山を越える難路が柏峠なのだ。


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荒れた廃道、これでも昔は馬車が通っていたという。
さらに登り詰めると……
見えた。
これが柏峠の廃トンネルだ。
1882年(明治15年)に竣工したもので伊豆最古の隧道になるそうだ。


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残念ながら1958年(昭和33年)に伊豆地方を襲った狩野川台風襲来で被災。
内部は崩落して通り抜けができなくなってしまった。
以来、立入禁止になったままだ。


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石で巻立てているのは坑口部分だけで、あとは素堀りのようだ。
その巻立て石すら一部抜け落ちているなど、損壊は進んでいる。
(構造上、一つ抜けると全部バラバラになりかねない)
なお、上からぶら下がった葉っぱをムカデと勘違いしてビビったことは秘密にしといてやる。


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・埋もれた山伏隧道はこちら
・松姫湖の水没トンネルはこちら
・熱海の超ヘアピントンネルはこちら

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【遺構】旧田口線・双瀬トンネル

田口線は、JR飯田線・本長篠から北部・設楽町の田口まで通じていた鉄道。
しかし1968年(昭和43年)に廃止となっている。
単線だったから幅は狭いものの、その路線跡はいくつかの部分で道路に転用されて残っている。

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この緩やかにカーブを描く道路も田口線のレール跡だ。
そして鉄道当時のトンネルもそのまま使われている。
田口線の残されたトンネルの中で僕の一番のお気に入りがここ。
『双瀬(ならぜ)トンネル』という。
馬蹄形のトンネル断面は鉄道トンネルの特徴だね。


Naraze_02
地形の特性からか斜めにカットしたようになっているのが珍しいところ。
この巨岩は溶岩が冷えて固まった柱状摂理をしているんだね。
目立たないが、落石防止のため岩にはネットが張られている。
ちなみに反対側はごく普通の形。


Naraze_03
その特性をより感じられるのはトンネルの中から見たこの画角だ。
このなんとも言えない出口断面。
妙になまめかしくって、魅力的じゃない?

・長南町の三角トンネルはこちら
・藤野市の卵形トンネルはこちら
・市原の天井抜けトンネルはこちら
・市原のフニャトンネルはこちら
・君津の急傾斜トンネルはこちら
・世にも不思議なWトンネルはこちら

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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トンネルの向こうはアイランド

かつて千葉県の太平洋岸に『行川アイランド』というリゾート施設があった。
1964年(昭和39年)に開園。
動・植物が中心で、フラミンゴがたくさんいたのを思い出す。

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背後の山や鉄路には似つかわしくない大きな椰子の木。
JR外房線と国道128号線とが唯一接したこの場所に「行川アイランド駅」はあった。
いや、今も駅はあるのだが、施設が閉じた現在ほとんど乗降客の姿を見ることはない。


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国道沿いにある広大な駐車場を横切り、雑草が版図を拡大した階段を上がる。


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今もなおチケット売り場が残されたまま。
大人1600円・子供800円。
ショータイムのスケジュールも掲げられている。
次の回は見よ。


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このトンネルを抜ければ「行川アイランド」本園。
でも、2001年(平成13年)に閉園してしまった。
唯一の連絡路は厳重に閉じられている。
(行川アイランドの敷地はもともと旧日本軍の軍事施設の跡だった所なので、いくつもあるこうしたトンネルもその名残かも知れない)


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柵の隙間からカメラを差し入れて見ると、九官鳥に飾られた照明がまだ残されていた。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
楽しかったんだろうね>キューーちゃん

閉園後持ち主が変わり一時老人ホーム建設の話も持ち上がったというが、リーマンショックによる景気悪化でそれも潰え、こんな状態のままだ。
でも高年齢化がさらに進んだこの日本。
景気が上向いた今なら再びチャンスかも。

・名馬ハルウララはこちら
・おせんころがしはこちら
・アイランド再訪はこちら

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鉄道連隊演習線トンネル

ここは千葉県中央区にある千葉公園というところ。

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右手の緑がその千葉公園で、道路を跨ぐチューブのようなものは千葉モノレールの「千葉公園駅」になる。
戦争遺跡を求め、そのさらに奥を探ってみる。


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公園の事務所の建物の隣に、古びたコンクリートポータルのあるのが道路からも見える。
このトンネルは、日本陸軍の鉄道連隊が演習用に敷設したもの。
許可を得て近くに寄ってみると、「元鉄道隊演習時構築せる隧道」とのプレートがその素性を物語っていた。
また足元には1931年(昭和6年)竣功の杭がある。


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トンネル正面に掲げられた紋章はこれを造った陸軍鉄道連隊のもの。
鉄道レールの断面と斧を交差させたデザインになっているんだろうね。


Tetsuren_03
この角度から見ると、耳を拡げた象さんみたい?

いま千葉公園になっている所は戦時中、陸軍鉄道第一連隊の演習所だったところ。
鉄道連隊は戦地における鉄道の建設が主な仕事だったので、ここはそのトンネル工事の演習訓練に使ったもの。
トンネルにもそれぞれいろいろな素性があるんだね。


・旧笹子トンネルはこちら
・大崩海岸・石部トンネル跡はこちら
・明治・大正・昭和・平成トンネルはこちら
・富津のロウソク・トンネルはこちら
・松姫湖の水没トンネルはこちら
・熱海の超ヘアピントンネルはこちら

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