カンチレバー架橋の遺産「徳沢橋梁」

奥川森林鉄道から屋敷小学校へ行く途中、国道459号線は磐越西線のガードを潜る。

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うん?
やれに趣のある鉄橋ではないか。
クルマを止めて観察してみよう。


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銘板を見ると『阿賀野川徳沢橋梁』とある。
岩越線(現:磐越西線)の延伸工事に伴い、大正3年(1914年)に完成した全長193mの鉄道橋。
中央部の1支間がピン結合の単線下路式曲弦プラットトラス、残りの2支間が単線下路式プラットトラスで、名門のアメリカンブリッジ社製となっている。
ここと同じく、ペンシルバニアからはるばる海を渡って来たんだね。


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下を流れるのが阿賀野川。
この鉄橋により、列車は福島県から新潟県へと渡ることになる。

樹木が邪魔をしてうまく見通せないが、両岸のトラスから少しずつ橋を延伸し、橋の中央で双方を連結する方法で架設された、日本初のカンチレバー架橋ということだ。
良くわからないけど、なんか格好いい。

・中央線遺構・立場川橋はこちら
・中央線遺構・旧笹子川橋台はこちら

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【遺構】奥川森林鉄道跡を歩く(後編)

奥川森林鉄道跡【前編】から続く。

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古びたコンクリート製の橋脚には長円形の穴が明けられているのでそこにカメラを差し入れて撮影してみた。
そこからの景色はこんなアートな風景。


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これは反対側の沢上部に登って撮影したもの。
川の流れが勢いよく白いのは、滝ではなく取水堰から絞って落とされたため。
左手の崖には降下に使ったロープが見える。
この画角がこの遺構の一番良い表情かも。


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上から見降ろすと、橋脚の上部には鉄製のスタッド(埋め込みボルト)が残されていた。
頼りなさそうなボルトだが、これで橋梁を固定していたんだろう。
その長さから推定すると、おそらく渡された橋梁は木製だったのではないか。
赤錆びた表情が、廃止されてからの長い年月を物語る。


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沢の下側に回って見上げるとこんな感じ。
当時は場違いだったろうコンクリート製の人工物も、色褪せた今は不思議に溶け込んでいる。
これまたいい風景だね。


 (マウスを置くと画像が切り替わります)
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柱の一本には『昭和弐年十月竣功と、ペンキで記されている。
すると完成からもう90年。
しっかりしているようだが、よく見ると橋脚のコンクリートにはかなりの傷みが見てとれる。
コンクリートの寿命も100年というから、これらもそのうち崩れ落ちてしまうのだろうか。
【鉄道自体の開通は大正元年(1912年)と記録されているので、記された竣功時期が事実であるならこの沢は当初木橋で渡っていたものと思われる】

静かに、そしていつまでも残って欲しい遺構だった。

・秩父・滝川森林鉄道跡はこちら
・小海・渋森林鉄道跡はこちら

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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【遺構】奥川森林鉄道跡を歩く(前編)

福島県西会津町の山中に残された『奥川森林鉄道』の跡を訪ねた。
奥川は、福島県に源流を持ち新潟県を流れ日本海に注ぐ阿賀川の支流。
その流れに沿って大正元年に開通したのが奥川森林鉄道。

 石塚森林鉄道 (C)「森林鉄道情景」
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明治から昭和に掛け、山奥で切り出した材木を運び出すために、各所にこうした森林鉄道が作られたんだね。


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すでに廃道となった国道459号の旧道から奥川の方を見降ろすと、何やら構築物が。
森林鉄道の橋台だ。
橋台とは鉄道の橋脚を渡すための土台部分。
間違いない、奥川森林鉄道があそこを走っていたのだ。


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降りられそうなところを見つけ、急な崖を下る。
すると現れた軌道跡。(石積みの右手上部)
崩落した部分も多いけれど、一部にはまだこれだけ良好な軌道跡が残されているんだね。
苔むした石垣は軌道の路盤を支えるもの。
山中にこれだけしっかり残っているのは感慨深い。


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でもちょっと進めばこの通り。
まるで通行止めを宣告するような枯れ木の芸術。
森林鉄道が廃止となったのは昭和35年(1960年)のことだから、誰も通らなくなってもう60年近くの時間が経過しているものな。
廃止になった森林鉄道跡ではたいていこうした倒木が邪魔をする。
そこを歩く困難さは、静岡のここや、埼玉のここなんかと同様だ。


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足元のはるか下、奥川の流れはこんな感じ。
北国のこと故、この時期は雪解け水で水量が多い。
冷たいだろうし、なるべく落ちたくはない。
写真右手の、樹々の色が違った辺りに目的のものがある。
もう少しだ。


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東北電力の取水堰を見送り、さらに進むと再び路盤跡が荒れて来た。
すると突然目の前の路盤がなくなり、飛び込んで来たのがこの衝撃的な光景だ。
小さな沢を鉄道が越えるためなんだろう、苔むした見事な橋脚が並んでいる。
なんとカーブした4連だ、素晴らしい。

奥川森林鉄道跡【後編】に続く。

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ど迫力の『ロータリー除雪車』

これはなんだ?

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風車?のような大きな羽根がいくつも取り付けられている。
もしかして、風力発電?


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実はこれ、ロータリー除雪車というもの。
線路上の雪を集めて回転させた羽根で遠くに飛ばすんだね。
まるで黒い鯨(クジラ)が潮を噴き上げるような迫力があったそうだ。

子どもの頃に見た写真では覚えがあるが、実物は生まれて初めて見た。
場所は福島県の西会津町で、鳥追観音というところに保存されている。


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正式名を『キ621』。
説明によれば、昭和24年(1949年)に汽車製造大阪工場で製造された。
新潟県の長岡に配備され、昭和51年(1978年)に引退、ここに保存されたとのこと。
現存するのは全国的にも北海道とここだけという、貴重なものだ。


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運転席はあるが、ここで運転はできない。
なぜなら、ロータリー車の動力(蒸気機関)は除雪の羽根を廻すためのもので、前に進むためには後から動力車で押してもらわなければならないからだ。


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こちらはロータリーよりも馴染み深いラッセル車。
雪を線路横に押しやるんだね。
昭和14年(1939年)に秋田・国鉄土崎工場で作られたという単線用ラッセル雪カキ車で正式名が『き172』。

信越線や磐越西線で活躍したあと、こちらも昭和51年(1978年)に引退、ここに保存されている。
ここに来れば、ラッセルと暮ラセルよ。

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やりきれないニュース

Fumikiri日々伝えられるニュースの中にはやりきれないものも多いけれど、これは特別だ。
京急・八丁畷駅前の踏切内で男性2人が電車にはねられ死亡した事故。

続報によれば、踏切内にいた男性は77歳ということで認知機能が低下していた可能性もあるという。
助けに入って死亡した男性は、横浜銀行の人財部主任人事役。
52歳というからまさに働き盛りだったんだろう。

残された家族の構成は明らかにされていないけれど、奥さんやお子さんが突然こんな連絡受けて、動揺しない筈がないよね。
こんなことするくらいだから、きっと家では優しい良い父親だったんだろう。
「現時点では心の整理がつかない状態。事情を察してそっとして欲しい」という言葉が痛々しい。

ほんと、やりきれない。
いっそ、「子どもは助けていいけど年寄りは助けない」って、法律作る?

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結ぶぞ、蒲田駅と蒲田駅

KamakamasenJR・東急蒲田駅と京急蒲田駅とは同じ蒲田駅だけど実は700mも離れていて歩けば10分くらいは掛かる不便なところだ。
長年接続させる案が検討されてきたけれど、それがいよいよ実現に向けて動き出すらしい。

なぜ計画が進まなかったかというと、すでに大商業地域として開発されているので線路用地が確保できないこと。
そして接続したとしても東急線が狭軌(1067mm)、京急線が標準軌(1435mm)とレールの幅が異なることが障害になっていたんだね。

でも用地はトンネル掘って地下を通すこと、レールの幅は軌間可変電車(フリーゲージトレイン)というのを開発して解決されるんだって。
人間の進化はすごいね。長生きするもんだ。

ただ、いただけないのがその名前。
蒲田と蒲田を結ぶから、『蒲蒲線』だって。
かまったもんだ。
そりゃそうだけど、もう少しセンスいいのないの ?(゚_。)?(。_゚)?

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風の力で動く、オランダの鉄道

Hansen外電のAFPによれば、「今月からオランダ鉄道はすべての電車の運行を風力で」とある。
げ、風力で? (>_<)

ということは、電車が船のように大きな帆でも張っているのか ?(゚_。)?(。_゚)?
というか、風で動くんなら、それはもう電車じゃないしぃ。

さらに詳しく記事を見たら、「全列車を風力発電で運行する事業の入札を実施し、地元電力大手『エネコ』が落札した」ということなのね。
それが今月ほんとに実現したという訳。

つまり風の力で列車を動かす訳ではなく、電車の動力である電気が風力発電によるものになったということ。
でも風力発電機1基で1時間発電すると、列車1編成を約200キロ走行させられるというからたいしたものだ。
風車で知られるように、オランダはとにかく風が強いものな。

ま、風当たりの強さなら日本だって負けないけど。

あなたも風車 回したいなら、ふぅ~しぃ~や

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発見! 旧『第三笹子川橋梁』写真

前に探索記事を書いた、中央線の第三笹子川橋梁
まだ旧線が健在だった頃の、古い写真が残されているのを見付けた。

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こちらが当時の絵葉書に残された見事なトラスの『第三笹子川橋梁』。
同じ中央線の大呼戸橋梁を彷彿とさせる。。

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こちらはほぼ同じ位置からの現在の状況
見えるのがコンクリート製の新橋で、旧橋はその向こう側になるが、もちろん橋部分はすでに解体されて現存しない。
まだ残るアーチの初狩側橋台(左側)は今すっかり林の中に隠れているが、昔は甲州街道からも良く見えていたんだね。

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江ノ電に泊まろう

ここは山梨県南部、福士川沿いの県道。

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あるキャンプ場沿い。
左の生け垣の向こうに、目的のものがある筈なんだけど……。


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ほら、これ。
誰もいなかったので、外観の写真だけ撮らせていただく。
カラーリングからわかるように、これは江ノ電の代表的な車両。
江ノ島電鉄の鎌倉-藤沢間を約70年に渡って走り続けた実物で、302と352のペアが保存されている。
平成9年(1997年)以来、縁あってここを安住の地としているんだね。


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内部までは見られなかったが、シート等はそのままでそこに泊まれるようになっているそうだ。
よろい戸(ブラインド)の窓や扇風機に吊り革や路線地図、車内広告もそのままなど、古き良き時代の面影が残っているんだとか。

泊まりたい?
一人…… じゃなくて1両一泊1万3千円。
1両に何人泊まれるのかは、聞けなかった。

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「リニア中央新幹線」穴掘り中

1日、2027年のリニア中央新幹線開業を目指し、JR東海は南アルプストンネルの長野県側工区でも工事を始めたそうだ。
山梨県側工区は昨年の12月すでに着工済み。

そのリニア新幹線の山梨側工事現場を1年半ぶりに訪ねてみた。


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この白いフェンスの中が早川町にある「水平ボーリング用作業坑掘削」の現場。
前回は隙間から簡単に覗けたのに、いまや厳戒態勢で容易に近づけない。

ちなみに左の看板には「地図に残る仕事」と大きく書いてある。
ほとんど工事関係者しか見ないと思うけど、彼らの誇りなんだろうね。
でもずっとトンネルだから、完成しても地図ではせいぜい点線でしかないんじゃないの。


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その帰り掛け、道路脇に見掛けたのがこれ。
何だ、この右側の青い山は?


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これ、ボーリングして出た土砂を一時保管しているところ。
この先本格工事が始まってさらに大量に出る土砂は、南アルプス山中の谷底を高さ50m、長さ1000mに渡る埋め立てに使うことになっている。
(東京の豊洲市場地下の盛り土に使う予定は…… ない)
でもこれもある意味、自然破壊だよね。


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