貯水率の怪
あれだけ各地が水害に見舞われたのに、関東では水不足だって。
荒川水系取水制限が今日から20%に引き上げられたそうだ。
ま、二瀬ダムなんか、貯水率30%を割ったと聞くと止むを得ないと思うが。
でも同じ日、利根川水系の矢木沢ダムは貯水率98%あるんだけどね。
こちらは荒川と違い雨が降らなくても雪解け水が多く流れ込むからだそうだ。
もっとも、この貯水率というのもややこしい。
1年が洪水期と非洪水期とに分かれていて、これにより貯水率を計算する分母が変わってしまう。
例えば利根川だと7月1日を境に洪水期に切り替わる。
すると同じ貯水量でも計算上、貯水率が変わっちゃうんだね。
6月30日には69%だったのが、翌日は90%になっちゃう。
水の量自体は同じなのにね。
有名な話が京都桂川の日吉ダム。
ダムの貯水率が300%と報じられたことがあってみんなを驚かせた。
300%って、それなら普通はダムから水が溢れるだろ。
ま、文句を言うのは簡単だけど、治水は行政の根幹。
でもお役所に『水商売は難しい』
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント