ピタゴラスと外科手術

先にヒットした映画『ダ・ヴィンチ・コード』では、レオナルド・ダ・ヴィンチの多才ぶりが改めて認識されたけれど、ギリシャの哲学家ピタゴラスだってすごいのだ。

僕らがすぐ思いつくのは『ピタゴラスの定理』というやつで、これはもちろん数学的なもの。
でもその他にもピタゴラスは多くの功績を残しているんだね。
たとえば『ピタゴラス音階』というのがあって、これは「弦の長さを半分にすると1オクターブ高くなる」という音楽の分野のものだ。
また彼は、それまでの無知や迷信の神からの解放を説いて、祈祷などではなく外科手術を勧めたと言われている。
これはもちろん医学の分野になる。すごいよね。

ところで、このピタゴラスはエーゲ海にあるサモス島という所の生まれ。

だから今でもエーゲ海にはえ~外科医がいるんだな。

Aegean_sea

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捨てる術・捨てられる術

Suteru茅ケ崎市が、15年ほど前に同市在住の日本画家・中尾誠さんから預かった絵画11点を誤って処分してしまったんだそうだ。
どうやら保管していた公民館で、他のゴミと共に処分された可能性が強いという。
しかし、大きいのは畳ほどもある大作だそうだけどね。
中尾さんは「文化を軽んじた荒っぽいやり方で、ごめんで 済む話ではない。補償を求める!」と憤っているという。

で、これだけならまあ『ひどい話!』ということで終わりなんだけど、これにはもっと面白いオチが付いていた。

実はこの中尾誠さんの奥さんは、辰巳渚さんという、NHKなんかにも出ている有名な人で、『捨てる技術』なんていう本を書いている。
その彼女によれば、「物があふれて困っているいまの世の中、捨てる極意は『見ないで捨てること』」なんだそうだ。なるほど。
よくわかりましたでござる。m(_._)m

ちなみにウチの奥さんはまったく逆で、物をなかなか捨てられないひと。
ま、その性格のおかげで、今日の僕がある訳だが。
トホホ

Poisute

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ノーベル平和賞

Nobelノーベル賞というのは偉大なものだけど、どうもその選出過程には疑問を感じざるを得ない。
とりわけノーベル平和賞というのには納得がいかないな。

韓国で唯一このノーベル賞を授与されたのが、2000年金大中・元大統領の平和賞。
理由はもちろん「歴史的な南北首脳会談を成功させ、南北の和解と協力により朝鮮半島に平和を構築した」というものだ。
ところがいま現実はどうだ。
その北朝鮮はミサイルは飛ばすわ、核実験はするわ、で、どこに朝鮮半島の平和があるんだか。

ところで日本でも同じくこのノーベル平和賞というのを1974年に佐藤栄作・元首相が授与されている。
こちらは「日本を代表して核兵器保有に終始反対し、太平洋地域の平和の安定に貢献した」ということになっている。
ほんとに太平洋地域の平和が安定したのなら、いまこんな騒ぎにはなっていないやね。
平和なんていうものは、50年も100年も経ってから歴史によって評価されるもので、こんなふうにその時に「平和だ」なんて、授与するほうもされるほうもチャンチャラおこがましい。

川端康成氏のノーベル文学賞受賞が決まったとき、新聞社からコメントを求められた作家の佐藤愛子さんが、「ノーベル賞ノーベル賞と言うけれど、佐藤栄作でも受賞したようないい加減なものもらっても、めでたくもなんともない」と、言い放った。
まさに、むべなるかな、だね。

以上、ノーベル賞について述~べる

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大英博物館に機動戦士ガンダム

Gundamロンドンの大英博物館に『日本ギャラリー』がオープンしたんだそうだ。
先史から近代までの、様々な日本の美術や工芸品、文化財などを集めて展示するというんだから心強い。

でも待てよ。
『近代コーナー』には、鉄腕アトムや機動戦士ガンダムなど人気アニメを展示?
現代日本の象徴がガンダムかい。

今でも日本に来る外タレさんが時々「日本にはサムライが街を歩いていると思った」なんてトンチンカンなこと言うように、また誤解されるんじゃないか?
「渋谷にも新宿にも、機動戦士ガンダムなんて歩いていない」なんて、言われるぞ。

ガンダム動かないよ。起動せんし……
(´_`)

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杉山杉風と山口智子さん

村上春樹氏のノーベル文学賞はうたかたの泡になって消えてしまったけれど、その一方で、地味ながら泉鏡花文学賞を嵐山光三郎さんの「悪党芭蕉」が受賞したというニュース。
松尾芭蕉が「俳聖」だったのか、あるいは「悪党」だったのかわからないけれど、かの芥川龍之介も「芭蕉は大山師だ」と言っていたという話もある。
まさに日本版『ダ・ヴィンチ・コード』なみに興味深い謎なのかも知れない。

Koiところでこの芭蕉の有力なスポンサーだったのが杉山杉風という江戸幕府出入りの魚問屋主人で、その子孫が栃木市で創業100年を越える老舗旅館「ホテル鯉保(こいやす)」なんだ。
「鯉保」には、その名も「杉風」という名の和風レストランもあったよ。
(平成17年8月に廃業)

で、前にも書いたように、この「ホテル鯉保」のお嬢さんが女優の山口智子さんなんだね。
彼女、最近どうしているかな……。
唐沢クンと仲良くしてる?

池ない場所には、行けないの」 (のつぶやき)

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『へたえ』つづいてます

部活時代、1年-虫けら、2年-奴隷、3年-人間、4年-神様と言われたものだが、先輩の命令は神の声。
芸大(注:芸能大学)の先輩ぶんぶんさんからは、さらに『闇夜にうずくまる白鳥』を描くよう、指令が飛んだ。

とかく先輩というものは、後輩の台頭を恐れるものだが、このかたはまだその危機を認識していないらしい。
もうひとつ描いちゃっていいのかな。
先輩の立場がなくなるかもよ。
(^_^)v

 

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『へたえ』つづけました

せっかく第1作を紹介してあげたのに、残念ながら、芸術というものを理解しない北の僻地に棲息する『台風評論家』と自称する不心得者から「白目をむいたぬりかべ」だの、「闇夜の忍者ハットリ君」などと酷評をもらった。
いつの時代にも気鋭の芸術家というものは社会から理解されない不遇の生活を送るものなのだ。

おまけに芸大(注:芸能大学)の先輩ぶんぶんさんからは、『雪原で羽を広げるカラス』を描くよう陰湿なイジメに遭っている。

しかたない。
世俗の大衆にもわかるよう、迎合してひとつその『雪原で羽を広げるカラス』なるものを描いてみるか。
巨匠の作品を紹介するのだから、それなりの額縁もいるな。

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『へたえ』はじめました

ぶんぶんさんとこに、よく『ヘタエ』などと称して自作の小鳥の絵などが掲載されている。
『ヘタエ』はおそらく下手絵の意味なのだろうが、どうしてなかなかの出来映えのものばかりで感心させられる。

そこで僕も真似をして、鳥を題材にいくつか絵を描いてみた。
カテゴリーを『文化・芸術』としたのは許されたい。

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