宮川橋のひと目富士(大月市初狩宿)

甲州街道は、言わずと知れた江戸から甲斐国(山梨)までつながる五街道のひとつ。
東海道とは違い富士山の北側を通るが、手前の山々に遮られて意外と富士山を見ることはできない。

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そんな中、大月市の初狩宿近くにある富士見の名所が『宮川橋のひと目富士』と呼ばれた場所。
宮川橋はその名も宮川に懸かる短い橋。

宮川は笹子川の支流で、やがて桂川、そして相模川となって太平洋へと注ぎ込む。
たまたまこの橋からだと山と山の間の方向にちょうど富士山が位置するんだね。
(振り返って撮影:右手が富士山の方向)


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何回もクルマで通った所だけれど、曇天が多く残念ながらこれまで一度も富士山が見えた試しがなかった。
ところが今回、ラッキーにもやっと見えた訳。
真ん中に見えるでしょ、雪を被った富士の頂が。


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道がカーブしているせいなのか、たまたま山と山の間という条件が成せる技なのか、ほんとうに富士山が見えるのは一瞬だけ。
だから、「ひと目富士」なんだね。
江戸時代の旅人も束の間の富士を楽しんだんだろう。
それもまたよし。
昔から日本人は富士山に憧れてきたからね。
『フジの病(やまい)』だもの、しかたない。

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雷鳥の逃避行?

 劔岳にて
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長野県大町市の大町山岳博物館から、飼育している国の特別天然記念物『ニホンライチョウ』2羽が逃げ出したというニュース。
5時間後に飼育舎近くの草むらで雄の1羽を捕獲したものの、もう1羽の雌は見つかっていないそうだ。
逃げた二羽はカップルだったというから、自由を求めた愛の逃避行だったのかも。

北アルプスではよく雷鳥を見掛けるけれど、飛んだ姿は見たことがない。
でも、今回は飛んで逃げたんだそうだ。
それじゃ『逃避行』じゃなくて『逃避飛行』?

いくらおっ鳥した雷鳥だとはいえ、おめおめ鳥逃がすことのないように。
鳥あえず、これでいっか。

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山の中のポンコツ車

かつて山の中で働いたクルマも、林道が崩落しては帰れない。
ご苦労さまだったね。

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クルマはいずれもサニー・トラック(静岡大間林道にて)。

白沢峠のダッジはこちら

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無理はしないで>最年少記録

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Mckinley19歳の女子大生・南谷真鈴さんが世界7大陸の最高峰制覇に成功、日本人最年少記録を更新したそうだ。
最後に登ったのが北米デナリ峰。
デナリなんて、誰も知らないと思うけど、これまでのマッキンレーならわかるよね。
あの植村直己さんが命を落とした魔の山だ。

世界7大陸の最高峰制覇といえば、当時25歳の世界記録を作ったアルピニストの野口健さんを思い出すけれど、あれからもう17年も経っているんだね。
その間、8回も記録は更新。
いまの世界最年少記録はなんとアメリカの15歳の少年だって。

でも最年長記録とは違い、最年少記録だと悪天候でも無理をしそうで怖いね。
未来のある若者がそんなことで命を落として欲しくない。
記録更新が行き過ぎることのないよう願うばかりだ。
最後方でいーよ、最高峰なんか。
(なお現在、世界最高峰のエベレストは最低年齢に制限が掛かったのでいまのところもう記録更新の可能性はない。中国人以外は)

ところで南谷真鈴さん、山じゃ化粧もしないんだろうね。
たぶん、シュラフのまま寝るんだ。

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『熊コナーズ』の効果?

女優の高畑淳子さんと長澤まさみさんが縁側に座って会話する『虫コナーズ』のCMがお気に入りだ。

虫コナーズってほんまに効いてるか、わからへんよね
虫が入って来るのは見えても入って来ないのは見えへんもん
ほんまやね、じゃあはずしてみたら?

Ani_kuma2同じことを『クマ除け鈴』にも言いたい。
鈴があれば安全なんて、俗説でしかない。
近寄らない効果なんてわからないものね。
だって見えへんもん。

一方、鈴を持っていても熊に襲われた例はいくつも報告されてきた。
ましてや今回の秋田県鹿角市のケースでは、人を襲って食べることはないと言われたツキノワグマが実はそうではなかったことが証明された。
さらに、一度人の味を覚えた熊は今度は鈴の音を頼りに人に寄ってくるんだそうだ。
それじゃ、鈴なんて逆効果じゃん。

それでもクマ除け鈴をぶら下げますか。
それは勝手だけれど、里に下りても外さない鈴の音はメーワク。(>_<)

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日本のマチュピチュ?

マチュピチュとは南米ペルーにある『空中都市』と言われるインカの遺跡。

Machu_picchu_01
この写真なら、たいてい見たことがあるだろう。
で、日本にもよく『日本のマチュピチュ』なんて呼ばれるところがある。
例えば大分県宇佐市にあるこことか。


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これは静岡県牧之原市の男神地区というところ。
正面に見える岩は、地元で『男神岩』として大切にされている山。


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アップにするとこんな感じ。
これも一番上の写真となんか雰囲気が似てるよね。
こちらも『日本のマチュピチュ』に推薦します。

ただ正確に言うと、マチュピチュというのはこちらの遺跡があるほうの山の名前。
向こうの山はワイナピチュという名前なんだけどね。

マチュピチュの話1こちら
マチュピチュの話2こちら
マチュピチュの話3こちら
マチュピチュの恩返しこちら

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人口過密都市・東京の『無人岩』

Gsj_logo日本地質学会というところが、47都道府県ごとに代表的な岩石を1種類ずつ選び『県の石。』として認定したそうだ。

栃木県なら凝灰岩(大谷石)、宮崎県なら青島海岸の砂岩泥岩互層(鬼の洗濯岩)など、名所だから素人にもわかる。
また山梨県の玄武岩や静岡県の赤岩なんかはいずれも富士山の溶岩だから納得できる。

で、われわれの東京都は?
ふむ、『無人岩』……。
なにそれ?
こんなに人がたくさんいるのに無人なの。

調べると、これは小笠原諸島の父島にあるものらしい。
東京の岩というから奥多摩あたりかと思ったけれど、そういえば小笠原も東京都だものね。
いや、イワもスナも難しい。
もうこれ以上、言ワスナ。

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転落注意、桧沢坑(南伊豆)

ここは南伊豆・蓮台寺近くの山にある鉱山跡。

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『林道ヒノキ沢線』は蓮台寺から下田へと抜ける山越えの道。
あの石丁場の探索をした林道だ。


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林道に入ると、いきなり似つかわしくないこの黄色い鎖。
吊り下げられた札は、しかし文字がかすれて読み取れない。
ただそれがこの坑道入り口の封鎖を示したものであることは容易に推察された。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


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この辺り一帯は蓮台寺鉱山(河津鉱山)と呼ばれ、近くに何か所も同様の鉱山があったと伝えられている。
れだけ厳重に封鎖するんだから、この近くにも坑口はあるんだろう。
怪しい匂いがするので、急な斜面を登ってみた。
金山・銀山にシダ植物は付きものだしね。


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するとすぐに怪しげな穴がいくつも見つかった。
いずれも径は小さいが縦方向に深いので足を滑らせたらタイヘンだ。


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この深い溝は、明らかに人工的に掘り拡げられた奥行きがある。
写真では伝わらないが、実際はかなり深い。


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この穴は天井部が開いているので、こうして上から覗き込むことができる。

あとで調べると、この坑口の正式名称は『河津鉱山・蓮台寺鉱区・桧沢坑』(かわづこうざん・れんだいじこうく・ひのきざわこう)というもの。
古く江戸時代に発見された鉱脈で、大正初期からは日本鉱業の手で金銀銅鉱のほかマンガン鉱・テルル鉱というものを採掘したという。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・山田鉱山跡はこちら
・奥沢鉱山跡はこちら
・須玉(増富)鉱山跡はこちら
・川尻鉱山跡はこちら
・梓山鉱山跡はこちら
・オイ沢鉱山跡はこちら
・大仁鉱山跡はこちら
・明神鉱山跡はこちら
・持倉鉱山跡はこちら
・倉沢鉱山跡はこちら
・峰之沢鉱山跡はこちら
・湯ヶ島鉱山跡はこちら
・持越鉱山跡はこちら
・伊豆天城鉱山跡はこちら
・寝姿山鉱山跡はこちら
・矢筈山鉱山跡はこちら
・縄地鉱山跡はこちら
・茂倉鉱山跡はこちら
・大賀茂鉱山跡はこちら


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茶どころ掛川・茶文字の正体

掛川市の粟ケ岳は標高532メートル。
桜の名所として有名で、ソメイヨシノや里桜、山桜など約5千本が咲き誇るそうだ。
福島の花見山みたいなものか。

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正面に見えているのが、その粟ケ岳。
手前に広がるのはすべて静岡名物・茶畑だ。
あれ、山肌に何か文字のようなものが見える。


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どうやら、何かの葉っぱで「茶」の字を描いたものなんだね。
山頂に並ぶテレビ塔の高さと比べれば、その字の大きさがわかるだろうか。
これ、まさかお茶の木じゃないよね。


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さらにアップにしてみると……
なんと、一本一本が大きな樹木ではないか。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

掛川市のサイトによれば……
約千本もあるという茶文字の大きさは、縦横それぞれ130メートルほど。
1932年(昭和7年)に最初に植えられたのは松の木だったが、マツクイムシの被害で枯れたため1985年(昭和60年)にいまの桧(ヒノキ)に植え替えられたそうだ。
市民に親しまれた、茶どころ掛川を象徴する山なんだね。

茶文字は静岡空港からもよく見えるってさ。
爆買いの中国人観光客も翼の上から見たのかな。
どうだい、きれいに刈り揃えられた美しい茶畑には几帳面な日本人の性格が表れているだろう。
左右対称に茶摘みして新芽取り~

さ、みんなで日本茶の応援しよ。
君も一緒に茶レンジだ。

ニッポン 茶!茶!茶!

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富士山は静岡市じゃないのにな~

静岡市消防局が、「3200m以上の出動をしない」と決めたことが話題になっているそうだ。
でも、静岡市の最高地点は南アルプス間ノ岳の3190m。
別に問題はなさそうに思えるけど。

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実は静岡市は浜松市と共に静岡県と相互応援協定を結んでいるんだね。
数年前、たまたま県の防災ヘリコプターが定期点検中だったため、富士山3500m近い高度の遭難救出のため静岡市に出動依頼が回ってきたそうな。

しかし静岡市のヘリとしてはこんな高度の遭難者救助は初のケース。
富士山特有の空気が極めて薄い中での救助活動だったうえ、当時は風や気流など気象条件が厳しかったそうだ。
結局ヘリは救助に失敗、男性は死亡してしまったという。

その後静岡市は遺族から9200万円もの損害賠償を訴えられてしまったからタイヘンだ。
それじゃあわざわざ市外の高地まで応援に行くのはやめたほうがいいということになった訳。
登山はそもそも自己責任、個人的事情なんだし、二次遭難だってあり得たケース。
ある意味しかたないかなと思うけれど、この決定に反対する意見も多いらしい。
あなたはどう思いますか?

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